公開日記
4月1日 海外出張 「海外出張に行きなさい」といわれて、ヨーロッパに行った。 思えば、入社時、海外留学にあこがれ、それが叶わずとも、海外出張に行くため、 毎週英会話にも通い、毎年申請していたものの、当時は女性だからという理由で なかなかいかせてもらえなかった。 結婚したら会社を辞めるかもしれない、子供を産んだら辞めるかもしれない、子供が 小学校に行きだしたら、あずけるところがなくて辞めるかもしれない、 そもそも、女性が男性をさしおいて海外出張に行くと、男性のモチベーションが下がる、 大体、何で、君、ここで働いてんの?俺なんか、はずかしくて、かみさん、 結婚したらすぐ会社やめてもらったで?? という時代だったし。 やっとのことで、出張認められたときも、土壇場でひるがえされたり。 そういうわけですっかりあきらめ、その風潮にも慣れ、すっかりあきらめて、全く 違う道を歩んでもう20年。 いまやすっかりおばさんになった私に「海外出張に行け」っていまさら? 「子供ができてもまだ会社にいるんだったら、そのとき海外出張にいかせてあげるよ」 と約束されたけど、子供できたら、海外出張とかで家長いことあけられんし! そんなこと回想しつつ、今回、海外出張行った 「せっかくだから」と大歓迎を受け、日本では考えられない短い睡眠時間で 1週間を過ごした。 へとへとになった。 ヨーロッパは初めてなので、時差ぼけも初めて経験した。 「油断していたら死ぬほどさむい、緯度は北海道より北」と脅かされていたベルギーも20度 あったし。暑い暑いで、持って行ったセーターやダウンコートなどは単なる荷物になった。 今日はヘトヘトリンのまま、掃除洗濯買い物、夕食の用意とてきぱき家事やり、 明日はまた、日常の会社に戻る。(そういえば、今週休みなしか?) 4月15日 海外出張の写真 出張中、食事が中心なのだけど、仕事以外の写真もとったので、その紹介。
フィンエアーで出発。最初のご飯は穴子丼をセレクト 座席前についているディスプレイの変な日本語
王様が泊まるような豪華なホテル。国民がテレビ好きなのか、鏡がテレビになったり、寝室ではテレビが下から生えてきたり、さらに、浴室の鏡もテレビになったりしていた。
豪華な割に、風呂の栓がこわれていて、お湯が貯まらなかったりした。翌日文句言ったらエンジニアが来てねじ締めて直してくれたけど。 さらに、電話がつながらなかった。夜中、時刻がしりたくて電話したけど、繋がらなかった。朝4時に仕方ないからロビーまで時刻を聴きに行った。この日12時に寝て13時半に起きてしまい、1時間半しか寝ていないつもりだったが、正確には12時に寝て、12時半に起きて30分くらいしか眠れなかったらしい。これがいわゆる時差ぼけというものらしい。
ひとつめの仕事先のKUルーベン。美しい環境、ゆったりした時間の流れ。地震が無い国なので、古く美しい建物がそのまま残っている。欧州の人たちは、良いものを長く使うという。日本人は、ユニクロに代表されるように、安物を買い換える。欧州の人たちは、地震が無いから、そういう文化が根付いたのではないか? お仕事は営業と同行者のおかげで順調に進み、無事夕方には終了して、ホテルに帰って荷物をおいてから、ブリュッセル「グランプラス」へ。 この公園のまわりには、市庁舎や、ゴディバなどのチョコレートのお店など普通の建物がたっているが、どれもが、歴史ある美しい建物。 その中でもバーが並んでいる一角では、3月にして、春の陽気漂う路上でみんながビールを飲んでいた。 私たちもその仲間入りをさせていただいた。 ![]() 夕方7時頃。緯度が高く、まだ明るい。 市民の広場らしく、絵を売っている人たちなどがいた。 ![]() 私たちもその仲間入りをさせていただいた。 ![]() ![]() ベルギーなのでビール。 エルグレコというのはとっても有名なお店らしい。(お隣) ![]() ![]() あひる。超美味。 うさぎ。これも超美味。 硬いお肉を柔らかく煮込む文化があると推定。私はあぶらっこいのが苦手なので、あぶらの少ない硬いお肉を柔らかく煮込むこちらの文化はとても私に会っていると思いました。これで白米があれば、完璧なのだが。 ![]() 営業さんが頼んだ正体不明のスープ。これも超美味。 9時頃の市庁舎。だんだんとライトアップが・・・。 お店もイイカンジに。 グランプラスの周りはすべて美しくライトアップされました。ごく普通の役所やら、美術館だったり、お店だったりします。 最後はやはり、ベルギーワッフルでしょう。でか。 こんな美しい建物ばっかだと、国民の意識や文化も変わるよね。それとも、国民がこんなだから、こんなきれい? 日本は地震があるし、湿度も高いし、消費することがあたりまえだから、建造物とか、資産にお金かけず、どちらかというと循環させるというか、使い捨てするよね。桜がぱっと咲いて、ぱっと散るというのが美しいとされる文化だし。 次の日は、アタッシュケースの鍵をなくしたり、客先に昨日渡すはずだったお菓子がクローゼットに入ったままだったことが発覚したり、そのお菓子を宅配便で届けようと思ってホテルのフロントに話をしたら、ベルギーには宅配便の文化がなく、タクシー会社に問い合わせるはめとなり、その手続きだけで30分以上かかったり。外国にきていて、いろんなことに気を遣っていたようで、普段、起こさないミスがあほみたいに多くあった。同行者にえらく迷惑かけてしまった。 この日は移動日で午後からイギリスへ行くのだが、それまでちょっとだけ観光した。 世界三大がっかりのひとつ、小便小僧。がっかりするぞと言われていたけど、とりあえず行って、やっぱりがっかりしました。平日にもかかわらず、観光客がいっぱいで、がっかりしているひとでごったがえしていました。 このあと、同行者とともに、地図を片手に王宮を目指すのですが、ちっとも辿り着かず。やっとのことで王宮に。 王様、どんだけ広い家。掃除が大変そう。 王宮前から見下ろす街。見晴らし最高。 王宮前の公園。庭ってところか? ブリュッセルからサウサンプトンまでフライビーの直行便があるときいていたのですが、あいにく、この日はなくて、いったん、アムステルダムへ。同行者の昼ご飯。よく食べるなあ。 鳥のなかま 当然ですが、アムステルダム空港は、KLMの飛行機がいっぱいです。KLMのスチュワーデスさんはとっても親切でした。 フライビーは、サウサンプトンを起点とするいわゆる安物航空会社です。大阪ー高知便のボンバルディアでした。その後サウサンプトン大学が、このボンバルディアの有名なアクティブノイズコントロール装置を開発したことをプレゼンしてもらいました。そうだったのか。 サウサンプトン大学の近くのホテルに到着したら、サウサンプトン大学日本人会のメンバーが歓迎してくれました。眠かったけど、嬉しかったよー。近くのバーで飲んでいるというので、そちらへ。 すごい元気なおねえちゃんが頼んだディッシュ。牛の血だそうです。おお、オックスブラッド、ジェフベック!! うますぎるフィッシュ&チップス。こいつのせいで、英国人は、皆、肥満に納屋でいるそうです。 うますぎるトゥデイズスープ。よく、ヨーロッパの昔話で、貧乏な家で「スープしかなくて・・・」みたいなのが出てきますが、向こうのスープというのは、つまりはシチューだ。具だくさんで、めっちゃうまい。 うますぎるサラダ。日本では、サラダって、野菜切って、まずいドレッシングかけたものですが、こっちは、スモークした肉だの、温野菜だのあったかい盛り合わせです。量がおおくて、食べきれない。 次の日、仕事で大学行って、昼休みに学食行きましたが、これがまた、美味しいものてんこ盛り。例によってトゥデイズスープにしたら、ビーフシチューだった。尼崎市民なら誰でも知っているアングルのビーフシチューが、当たり前のようにめっちゃ安価で学食で出てくる。しかも、人参やら、ジャガイモの蒸したのが、別にいらないのに、「おまけだよ〜」みたいに、どっさいついてくる。これも悪いが食べきれず。。。残念。タッパーにいれて持ち帰りたい位だった。学食でタッパーに入れて持ち帰りなんて、日本では想像つかない。 大学の先生は日本人の受け入れにめっちゃ慣れていて、すごく親切、かつ、過剰なサービスはなかった。其れが所以、本当にいいところとおもった。 ほんとは、現地で知り合った、いい人たちばかりの写真もいっぱいあるけど、最近個人情報うるさいし、写真は割愛。 眠くてしんどくて、年寄りには大変だったけど、とっても楽しかった。 |
今までの日記の目次
1996年後半- 子供2歳でまだどたばたのころ.子供も親も心身共に疲れはてていました・・・.子供以外は何も見えていなかったのかも.
これまで3年間の苦労,災難は一体何だったのか?KISSのコンサートで厄を脱ぎ捨てた私.そして,バンドな人生が戻ってきました.
バンドに海外出張にコンサートにと,母親失格ぶりが爆発.でも,母親が楽しそうだとなぜか子供も楽しそう?
4月 桜の季節ですね.(sakura-updated,6/1)
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6月 腰痛でおやすみ
11月〜2010年8月 ジオシティアメリカ突然停止でMIXIへ
あさがお写真集はこちらです.