1998年11月の日記

  • 職場のすてきなお友達(11/12)
  • ネクラでオタクなわたし(11/18)
  • 1998.11.12

    今日は会社の話です.私自身は会社の組織がどう変わろうと,つきあう製作所がどうかわろうと,入社以来ずっと同じ部署にいる.それなのに,新人がはいってきたり,他の場所から人がやってきたりして,私も入社10年目にしてやって会社の人とお友達になったりして,会社内で楽しくお喋りすることが増えた.最近では,同じ主婦仲間で他の場所からかわってきた一つ年下のF野さんとちょくちょく話をするようになった.私が最低母の最右翼とすると,F野さんは左翼に位置する女らしい人で料理はもちろんのこと,手芸にたけてて,ぽけもんの名前を全部暗唱できるという,よくできたかーさんである.私は今年の保育園のバザー(そう,この日記でも書いた毎年ブルーになるバザーである.)の手作り品提出を早々に彼女におしつけてしまった.その上,運動会では彼女のごっつい望遠レンズつきカメラを持ち出してカメラのフタを紛失するなど,暴挙を重ねたにもかかわらず,なんと私のページのリピーターになってくれて,その上,この文句と苦情と憤りの日記をほとんどサーベイしてくれたというのだ.ああ,感謝である.世の中には菩薩のような人がいるものだ.F野さーん,また,みてるかー?(^_^)/ こらー,仕事中に手ふるんじゃなーい.菩薩様をはめてしまった.

    会社といえば,今日はめずらしく居室で用事していて,となりのラブリーOちゃんの独り言を久々に堪能した.本日のラブリーの独り言を一般人の独り言に翻訳すると「この書類をだしてと・・・,まてよ?これはこっちじゃないか?」であるが,本日は

    「これ!・・・.まってろよ〜っ!こっち?」

    ここで,慣れていない人が隣りの席だと,この独り言につい返答してしまうとおもうのだが,側にいたのは私とその後ろのラブリーにトレーナーをしてもらったHさんだったので,これを聞きつつも,ちゃんと無視してあげた.

    1998.11.18

    気がついた方も多いと思いますが,いくつかのページに,こないだからカウンタをつけました.ジオシティのサービスでどのページになんぼアクセスがあったか,表で表示してくれるところがあります.マックのページはリンクしてくださっている方が多いので別格として,なんと,私のページの一番人気は「リペアのページ」だったのです.それも,どこかのページがリンクしているらしくて,表紙のページを経由せずにどんどんアクセスされていました.一体みんなどっから来るのですか??そして,力を入れている割にバンヘイレンのページは全然アクセスがありません.(T_T) エディ,非力な私を許して・・・.さて,

    webページを作るという行為はネクラか?

    会社でこっそりということもあるが,大抵,私は夜中,台所でapple2400cに向かってページを書いている.事務的に書いていることもあるけど,大抵は,結構(^_^)にこにこ(にやにや?)しながら書いている.子供のページはかわいくて(^_^)してしまうし,日記や思いこみのページは自分でも面白いし(^_^),バンドは楽しいし(^_^).もちろん,webページを作っている時間にメールの返事も書く.メールは基本的に楽しい話題が多いので,やっぱり,(^_^)している.「それって危ないですよ」と職場の女の子達に言われた.確かに,主婦が夜中に台所でパワーブックに(^_^)しているというのは客観的に見るとかなりコワイかもしれない.普通そのころ彼女たちは何をしているかというと,テレビでドラマを見たりしているらしい.そういえば,最近私はテレビドラマにすっかりうとくなってしまった.インターネットしている人って,テレビ,普段見てます?私は最近見たテレビといえば,息子が無理矢理「見ろ」というウルトラマンガイア位のもので,竹ノ内豊や田村正和が今どんな窮地に陥っているかさっぱりです.(ごめんなさい,竹ノ内さん,田村さん,テレビは見てないけど今でも好きです.)仕事柄,つきあいが男性が多く,性格も男性化しているのかもしれない.男性がインターネットを夜中にしている分にはきっと「危ない」とかいわれないんだろうなあ.私なんか,仕事も結構一人でやっているので,実験なんかしていると,一人で,「あーーーっ」とか叫んだりしていることもある.計算だって同じである.ディスプレイに文句言っても仕方ないのだが,結構ぶつくさ言っているような気がする.思わず声に出してしまうタイプなのだ.

    ネクラの性格をつちかったのは,きっと中学高校大学のバンド生活だと思う.世間の方々,特にお年を召した方々なんかは,バンドなんかやってるやつは「ふりょおじゃ」「軽いやつ」「非行の始まり」「お調子者」と思っているかもしれない.しかし,それは偏見である.私はそれまで,体育会系の部活をしていた.放課後は夜暗くてボールが見えなくなるまでやって,日曜日まで半日は必ずやっていた.体育会系のクラブというのは,確かに体力的にはエネルギーは使うが,それも日常的になると,そんなに疲れないし,家に帰れば,クラブから開放される.しかし,バンドというのは,放課後教室で机を片づけてへたくそな演奏をがんがん鳴らして,学校の近くの県営アパートから苦情が来て,それで終わりではない.そのあわせの前に「曲のコピー」「楽器の個人練習」という超ネクラな作業を家でやらなければならない.これがどんだけネクラかというと,(1)必ず,練習は夜中1人(2)何度も何度も何十回も同じフレーズを聞かなければならない(3)練習していかないとみんなであわせるときに恥をかく(4)英語の歌詞を何度も繰り返して暗唱しなければならない.特に(4)については,英語の授業で1ページ程度の暗唱をさせられて,それにえらい苦労した覚えのある方にはわかっていただけると思うが,かなりしんどい作業である.それが10曲以上となると,その努力は想像を絶するものがある.ギターなんかは,昔はTAB譜なんかあまりなかったので,まず,テープにおとして,何度も聞いて耳でコピーして,さらにそれを練習すると言う作業になる.リードギターの場合は,これ以外に運指の練習なんかやってのける.しかも,この練習を1日怠ると復活に3日かかる.ドラムは半分才能で勝負するところがあるので,ギターとかボーカルほどではないかもしれないが,やっぱり,テープをきいてコピーするところは同じである.私の場合,高校になると,さらにネクラな作業として,友達とミニコミ「スキャッターブレイン」まで参加して,もちろん原稿は夜中に1人でねちねち書いていた.こうして,他の女子が,いかに家にいるふりして親を欺きボーイフレンドと会うか?いかに友達に頼み込んでアリバイを作ってボーイフレンドと外泊するかに,日夜自分を磨きながら悩んでいたかわいい時代に,既に,ネクラの土壌を作り上げてしまっていたのだ.ネクラになってはや20年.そこのインターネットのおにいさん,おねえさん,ネクラでも自分が楽しければいいよね.今日も元気にネクラを楽しみましょう!

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