2007年9月の日記

9月8日 虫歯が

今から25年くらい前,まだ大学生だった頃,右下の奥歯(奥から2番目)が虫歯になった.どれだけ痛かったかは忘れたけど,始めてクラウンというものをこの時体験した.

当時私は京都市北区に住んでいて,大阪から3回生は勉強が忙しいからといって,私の隣の部屋に下宿していたSちゃんに紹介されて,北区の女医さんがやっているという歯医者さんに行った.

虫歯の病状は相当悪かったらしくクラウンかぶせることになった.つまり,始めて神経を抜いた.

クラウンをかぶせるにあたり,その奥に生えないでいる親知らずが多少前に傾いているので,せっかくクラウンをかぶせてもその親知らずが押してしまうので,生えていない親知らずを抜きましょうということになった.

よくわからないまま,そんなもんだろうと思い,埋没知歯を抜くことになった.

抜く時は,どこからともなく男性の医師があらわれ,彼が抜いた.結構一瞬だった.歯茎を切開して,前に倒れている知歯を上にたてて抜いたようだった.その日の夜からバイトに行ったし,全然痛く無かったのを覚えている.

就職して,1,2年たったころ,紹介された塚口の歯医者にいって,パノラマ写真をとったところ,その歯の根元が悪く,根がとけて,短くなっていると指摘され,かぶせていたクラウンをはずして根の掃除をして,初めて金歯をかぶせられた.

根の掃除が痛かったのと,根が半分になっているという恐怖をよく覚えている.なのに,医者が

「これで,あと,4,5年は絶対もつ」

と自信満々に語り,それをきいて「4,5年しかもたないのか」とえらく落胆したのを覚えている.

ところが,この歯は4,5年どころか20年たってもしっかりしていた.かぶせてから時間がかなり経過したので,何度も医者に「この歯は大丈夫なのか?」ときいたが,「しっかりしているので大丈夫」といわれた.

しかし,他の歯が痛くて他の医者に行った時のパノラマ写真で偶然この歯の根元が大きく化膿していたことが判明し,やりなおしたものの「多分すぐだめになるから」といわれ,今も時々痛い.まず酒飲み過ぎると痛い.疲れると痛い.

あまり痛いというと医者に「じゃあ抜く」と言われるので,がまんしている.

ふだんはあまり痛く無いし,抜くより全然ましだから.

今の医者に「あと,2年くらい前にみせてくれたら,こんなにひどいことにはならなかったのに」といわれた.

そういわれても,前の医者が「絶対大丈夫」といって,なんもしてくれなかったんだ.

しかも,全然痛くなかったし.

あけてみて治療を始めると激烈に痛くなった.そのまま放置していたら,痛く無いままもっとしばらくいけたのではないか?それとも早めに判別できたから,本当はじきだめになるのが,もう少しだけ延命できたのか?

今さらはよくわからないが.

歯には,本当に時間とお金をかけている.なのに,なぜこんな目にあうのか?

ちなみに,息子にはその教訓を得て,赤ちゃんの頃からしっかり歯磨きし,甘いものはあまりたべさせない,だらだら食べ,間食は控えさせているので,13歳現在で虫歯になったことがなく,非常に強い歯となっている.

私の母にこれだけの知識と気概があったならなああ.

というわけで,無理が続いた今週のために,今日も歯が痛いのだった.

休みたいなあ.


 

9月16日 たのもーっ

というほどのことでもないのですけど...

数年前誘われて入ったMIXIの使い方がすこーしずつ分かってきた.コミュニティというのに登録しておけば,そのコミュニティの書き込みが自分のページに表示される.

ただ,困ったことに,Vocalistのコミュニティは人数が多いせいかやたらと活発で,常に複数書き込まれているため,細々とした地域のコミュニティの書き込みが1件あったところで,すぐにVocalistのコミュニティの書き込みにかき消されてしまう.

そのVocalistのコミュニティで,ボーカリストばっかり集めてライブハウスでカラオケ大会というのがあって,参加した.私はジェフベック普及委員会のオフ会とか,メールでさんざんやりとりしてすっかり友だちになった人とのオフ会とか,バンドの友だちの紹介で,バンドごと参加するオフ会はでたことがあるものの,全員全く知らない人ばかりのオフ会に参加するのは初めてである.

そういえば,今のU'zだって,最初は全然知らない人ばかりだったなあ.恥ずかしがり屋さんで人見知りな私がよくぞここまで人見知りせずにちゃんと外へ出られるようになったものだ.これも,年の功か?

で,そのボーカリストばっかり集めてライブハウスでカラオケ大会だが,主催者が色々気づかってくれて,入場退場自由の気軽なものにしてくれていた.この主催者が非常にマメな人で,参加する40人全員にメールを出したり,当日はとってもフレンドリーな司会をして,ひとりひとりの紹介をしてくれたりで,大変すばらしい人だった.

しかし,どう見ても私が最年長だった.平均年令は25歳位で,十代の人も多かった.今の十代の人は私みたいなおばさんにもすごくフレンドリーに話し掛けてくれる人ばかりだったので,結構楽しく過ごした.ひとり1曲ずつ歌うんだが,当然ながら今の若い人達の歌なのでほとんど知らない曲ばかりだった.それでも,ひとりひとりが一所懸命歌っていて,どの曲を聴くのも大変楽しかった.なかにはラップやデスメタルなんかもあったりして!私達が十代のころはカラオケもなかったし,人前で歌うことについて,だれしもシャイな面があったとおもう.バンドのボーカルといっても,ほとんど直立不動とか.ビルか?しかし,今の子たちはそんなことはなく,一所懸命自分を表現していた.いい時代になったなあと思った.

私はクイーンのShow must go onを歌った.人前で歌うのは初めての曲だったが,カラオケでしか歌えないような曲だし,フレディの追悼の意味も込めて歌った.周りの見知らぬ若い子から「おかあちゃん,声量すごいね!」とか「私,この歌大好きです」なんていわれて,すごくうれしかった.

しかしながら,私はサラリーマンで,おかあちゃんで,姑もいる身なので,こんな楽しいイベントに最初から最後までいられるわけもなく,結局中途半端に帰宅せざるを得なかったのだった.

そして,昨日16日は,2月にハードロックのセッションみたいなので,知り合った大学同窓のベースの人のバンドにお邪魔して歌わせてもらった.このベースの人は,うちの元ギターの人の紹介で知り合ったのだが,MIXIのメールで話をしているうちに,同窓であることが発覚,さらに,ほぼ同世代ということで,共通の知り合いも居たりしてびっくりなのだった.

このバンドはプロの女性ボーカリストが代々歌っていて,本当ならば私なんか橋にも棒にもかからないのだが,現ボーカリストがのどの療養中で活動休止中であり,一回だけということで遊んでくれたのだった.

ここのバンドもカルメンマキ&OZがレパートリーにあり,うちとかぶっているのが「空へ」1曲で,「午前一時のスケッチ」と「六月の詩」を他にいつもやっているという.それに,うちがやっている「崩壊の前日」と「とりあえずR&R」をあわせて5曲やることになった.

うちのアレンジとはかなり違うので戸惑いもあったものの,他流試合的に楽しむことができた.後から録音テープをきいたら,いつも通り私は音をはずしていたものの,バンドのみなさんは,バンド休止中でよほど暇だったのか,暖かく向かい入れてくれた様子が聴いてとれた.

自分のバンドのU'zの良さも再認識できたし,こうやって,他の知らない人たちと接するのも良いことだなあと思った.

どちらもMIXIがらみなのだが,なぜかMIXIの日記にはこのことは書けないのだった.だって,関係者が見るやん.

こっちの日記の方が,本当はグローバル公開なので誰でも見られるとは思うが,こっちの日記の方がMIXIよりはるかに気楽なのであった.今ブログとかで見知らぬ人が日記検索とかかけるけど,こうやってWEBページで日記かいている場合は,おおよそ自分の本当の友だちしか見ないもんね.

やっぱ,引っ込み思案は治って無いか.


 

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