2001年5月の日記

5月3日 飛び石連休

5月12日 引っ越しが近づいてきた

5月27日 引っ越しました

5月28日 宗教など


5月3日 飛び石連休

子供が学校へ行き始めると、カレンダー通りの休みになるので、会社では、連休になっていても、結局5月1日、2日は休めないのよね。とおもって、会社へ行こうかとも思ったけど、会社は停電しているし。

引っ越しが早くなってしまったので、準備とかあるから、別にいいけど。

1日2日は、会社が休みで学校があったので、児童ホームを休ませて、近所の子供たちといっしょに帰宅させた。そしたら、その続きで近所の子供たちと一緒にうちで一日中遊んでいた。

ほんとうはこういうのが本来の小学校1年生の姿なんだろうなあ。

本人も児童ホームより楽しいとか言って、ちょっと、申し訳ない。

でも、「お母さんがお仕事だから、休み明けからは児童ホームへ行く」といってくれる。なんて、優しいのだ、息子よ。

1日2日とうちに来ていたYちゃんとSちゃんは、結局、今日もうちに来て遊んでいる。二人とも女の子だが、どう見てもたかちんより、大人である。自転車ものれるし、足も速い。Yちゃんなんか、結構高い鉄棒で、ぐるぐる周りを連続して何度もできる。本人にきくと、2歳上のおにいちゃんが走っているのを後ろから追い抜くそうだ。でも、優しい子で、たかちんが足が遅いのを知っていて、鬼ごっこの時、「たかあきくんは、足が遅いから鬼にならんようにしてあげんとあかん」といって、手加減してくれる。

そういや、こないだ、買い物で近所のつかしん(西武百貨店隣の集合店舗地域)に行ったら、広場にガオレンジャーというのが来るというので、野外にビニールシートがはられていて、子供たちが100人くらい座って待っていた。まだ1時間ほどあったし、だいたいガオレンジャーというものを親子共々知らなかったので、そのまま帰ろうと思ったが、たかちんが、「あーー、お友達がきてる」と指さした。よくわかんないので、じゃあ、近くまで行ってみようかと、最前列へ行くと、すっごくかわいい女の子がいて「あっ、たかあきくん!髪の毛切ったのーー??」と話しかけてくれた。わー、髪型まで覚えてくれてるような友達おったん??たかちん。同じクラスの子供かとおもったら、児童ホームの子供だった。その子は最前列の席をささっと横にずれて「たかあきくん、ここに座りよ。一緒にみようよ!」といってくれた。なんちゅう優しい子じゃ。たかちん、幸せもん!とおもったが、その時点で、たかちんはかなり恥ずかしくなっていて、「後ろの席にいく・・・」といいだし、私は後ろ髪を引かれる思いだったが、退散することになった。あー、もったいない。

で、後ろの席には保育園の下のクラスの子供たちが集団でいたのだが、いつもはそのこたちにいばりんぼになっているくせに、そういう場所で集団でいられると、急に恥ずかしくなって、私にへばりついて、だっこ状態になってしまった。あー、なさけない。

そんなこんなの飛び石連休でした。

マックのページも更新したので、見てね。更新されるっちゅうことは、また、不幸が来たってわけよ。アップルコンピュータって、どうしても好きになれない。あの横柄なサポートどうにかしてくれ。

でも、だからといって、今更ウインドウズもよーつかわんしね。くやしいが、マッキントッシュは使い勝手から考えると、ウインドウズより、ずーーーーっと使いやすい。さらに、ウインドウズのサポートは、アップルよりさらに、横柄なのよ。その辺のユーザーの弱みをアップルは握っているわけよ。

アップルの内部反乱とかがおこって、全く別会社がサポートしてくれるとうれしいんだけどなあ。

 

5月12日 引っ越しが近づいてきた

18日から段ボール詰めして19日に引っ越し、20日は、義母の家が引っ越してきて、21日に電話だのケーブルテレビだのがやってくる。一大イベントだ。家はまだちゃんとはできていなくて、「とにかく住む」という感じ。仕事も大忙し(出張が多い)だし、なんだか落ち着かない。15日には、児童ホームの保護者会がある。さらに、引っ越し中だというのに、19日は参観日、20日は児童ホームの新入生歓迎会もある。ああ、この忙しい時期が早く過ぎ去ってほしい。

こんなに忙しいのに、なんで、この時期にみんな、仕事させたがるか?しかも、往復10時間かけさせて出張行かせたり、その後、もいっかい、会社に帰らせて、打ち合わせさせたり。どーなっとんじゃ。

さらに、こんなに忙しいのに、風呂は壊れるし。水もだしていないのに、勝手に空焚き状態になっていて、火事になるかとおもって、焦りましたよ。。

さらにさらに、こっちがこんなに忙しいというのに、風呂屋(というかガス屋)は工事が入っていてすぐに工事できないというし、応急処置では、お湯がちょろちょろしかでないし。

さらにさらに、こんなに忙しいのに、鼻炎がひどくて、お医者さんの薬もきかなくて、お医者さんに泣きつきにいったら、2時間待ちだし。診察してもらったら、「まだ鼻炎?もううちの患者さんのピークは過ぎたんやけどなあ」って、ピークのとき(杉花粉)は一体何時間待ちだったのか??

でも、忙しいときって、一瞬一瞬に集中しますね。

今日、ちょっと会社にいって、仕事したのですが、すごく集中してできました。やっぱり、ダラダラやっちゃいかんよ。って、休日に行くこと自体、仕事が遅いって証拠ですけどね。(ということで、こそこそ実験室に行って仕事していたのですが)そうそう。その実験室の鍵なんですが、入り口の保安で鍵をもらおうとしたら、「すでに、出社した人が鍵をもっていきましたよ」というので、安心して実験室にいった。そしたら、鍵がしまっていた。

なんか、暑いし、厚着しているし、保安まで遠い(300mくらいかなあ)し、頭にきながら、保安へ行ったら、「さっき、鍵を返しに来られたので、すれ違いになったようですね」といわれた。くそー、と思いながら、また、「あつー」とか、「遠い」とか思いながら、実験室まで行って、鍵をあけて、入りました。火気当番掲示板(誰がいつ戸締まりしたか書くホワイトボード)をみると、午前11時に戸締まりって書いてあるぞ。私が入門したときは、鍵がすでに門へ帰ってきてたんじゃないの?と疑心暗鬼となる。

いや、まあ、それだけのことで、なんのオチもないのですが。

よーするに、気が焦っているってことです。

 

5月4日 サポートさん、他、営業さんの話

すぐ下の5月3日の日記でマックのサポート最悪と書いたが、実はこの後、最高に優しいマックのサポートさんに出会うことになる。詳しくはマックのページ見てね。

なんだか、鼻炎が酷いのだが、そろそろ季節の移り目なんだろうか。この時期、毎年、首にも来るのよね。気をつけないと。もうすぐ引っ越しだし。

引っ越しにあたって、家具が必要になり、大塚家具というとこがでかいらしいので、福島まで行った。行ったら、なんか、会員制だとかいわれて、ホテルのフロントみたいなとこで、会員手続きした。この時点で、なんか、会員制キャバレーみたいだ。「おかけになってお待ちください」といわれ、座っていたら、ほとんど色物な25歳くらいの男がやってきて、名刺を渡して「わたくしがご案内します」といって、エスコートしてくれた。なんか、家具屋のくせにホストキャバレーみたいなとこだ。

で、いろいろ見せてもらって、カタログまで見て、結局何も買わなかった。ホストコストもったいない。

アメ村のサザビーズに行こうとおもって、アメ村までいったが、ものすごい人で、どこにあるのかさっぱりわからなくなってしまった。交番で聞いたが、わからなかった。交番のおじさんは、横柄だったが、若い衆はとっても親切だった。(暇なのか?でも、同じように暇なはずのおっさん、なんで、そんなに横柄なのか?おまえもすごい人混みの中で、一回道に迷って、どういう気持ちになるか、体験してみろ、あほー。)

結局サザビーズはわからず、地元のミドリ電化とダイエーで家具を物色した。

ダイエーのついでに、噂の○○○楽器へ行ってチューナーを買った。「チューナーください」といったら、カウンターに座っていた息子の方に「いくらくらいの?」ときかれた。この時点で客をなめとる。「安いのだったら、これやけど」というので見てみたら、それでも1600円もする。たかー。「もうちょっと高いのやったら、その奥やけど」といわれたが、ショーケースにはいっていてよくわからん。とりあえず、手に取れる1600円のを見てみるが、なぜか440Hzだけが表示されている。まさか、安いのって、Aだけでるやつ??それじゃー、単なる音叉やんけー。

「これって、440Hzだけなんですか?」ときくと、父の方が、「ちゃうよ、よーみてみー!442Hzとかにもなる。440HzゆうたらAの音!!アーだよっ、アー!!今は、バンドによって、アーを440Hzにせんこともあるから、こうなってんだよっ」と怒り口調。怒るなよ、じーさん。そういうこと聞いてるんじゃないって。「いや、5弦だけじゃなくて、他の音もできるんですか?」と聞き直すと、「だから、これみりゃわかるだろっ、440Hzじゃなくても自由にできるんだよっ」ってさらに怒る。もーいいや。チューナーで、まさかAだけってことないだろう。安いの買ってさっさと帰ろうと思った。が、うちには長いケーブルしかないから、チューナーとギターをつなぐコネクターを買おうと思い、「ギターとチューナーつなげるコネクターないですか?」ときくと、息子までが猛反撃して「コネクターなんかつないだら、チューニングの最中にチューナーを傷つけるよ。だいたい、そんなことしている人、見たことないわ。」といいだし、じーさんも「ほんだら、チューナーをもっと丈夫な高いのを買うか?」とわけわからんことを大声で言いだした。もうどうしようもない人たち。。。もーうるさいので、短いケーブルを買って、帰ってきた。

客に対して、怒りとばす○○○楽器。

5月27日 引っ越しました

18日からえんえん引っ越し大会だった。実質の肉体労働となった18日〜21日の4日間は足腰いたくて、またぎっくり腰になったらどうしようとびくびくしながらやっていた。4日間夜になるとばたんきゅー状態だった。今考えると、めちゃ健康的だったのかもしれない。

おうちは倍くらいでかくなったのだが、なぜか荷物は全然収まらない。義母の荷物が多いからかなあ?(なにげなく)

まだまだ家の中はひっくりかえっているが、待望の阪神シティケーブルによる10mbpsLANでインターネットできるようになった。今までのインターネットは一体なんだったのだろう?という位早い。

この環境で開発しているであろうめっちゃ思いホームページの制作者は、平民の環境をよく調査してからホームページを作ってほしいものですね。

 

5月28日 宗教など

26日に知り合いのお葬式があって参列した.日本では少数派とされるカトリックのお葬式だった.教会の最寄りの駅で同じ目的の知り合いに偶然会って,一緒に行った.彼もカトリックということだった.

大学のとき,キリスト教の教会というのは,大学生のたまり場になっていて,皆幸せそうにしていた.自分たちが幸せなものだから,その幸せを他の人にもわけてあげたいという気持ちが強くて,勧誘も多かった.キリスト教に限らず,宗教とはそういう面を持っているところが多いと思う.

カトリックは,勧誘にくることは多分ないとおもうが,とにかく,皆幸せそうである.催し物なんかも多くて,楽しそうだ.

そういう仲間に週に1回とか,定期的にあって,自分たちが目指している同一のものについて話をしたりするのだから,楽しいに違いない.

そして,結婚や葬式をぼったくられることなく,リーズナブルに,しかも仲間に,自分の納得した,しかもわかりきったテンプレートにのっとってやるのだから,うまいシステムだと思う.

どの宗教にも同じような側面があると思う.だから,私には,宗教に入っている人を否定する気はない.(もちろん,宗派によっては,殺人などが正当化される面もあるので,それに対しては否定しますけどね.さらにいうと,実はキリスト教も,ある戦争のきっかけになっていたりするので,そういう意味では,私は宗教は嫌いです.)しかし,カトリック信者に対して「キリスト教なのぉ〜?」といって,ちょっと珍しげに見る人も多いのも確かだ.それはどの宗派でもそうで,宗教に入っている人に対して向けられる奇異の目は,宗教に入っている人にとっては鬱陶しいものではないだろうか?

それを超越するほど信じている人は何とも思わないかもしれないが,いやな気持ちはすると思う.

確かに,日本語で「か〜み〜はぁ〜」などと聖歌を歌われ続けると,大丈夫かいな?と思う気持ちもわかるのだが,それで本人達が楽しいのだから,それはそれでいいのではないか?それを卑下するような.もしくは特別視するのはおかしいのではないか?

長い前置きでしたが,ここからが,本日の私の言いたいことです.

今日,リッチーにもお許しを得たので,前から思っていたことを今日は書くぞ.

リッチーと私は職場の居室で10mも離れていない席である.私はリッチーのことを尊敬もしているし(リッチーは練習はあまりしないけど,気持ちのこもったギターを弾く人なんです),大好きなので,昼休みにちょくちょく遊びに行ったりする.事務連絡がほとんどだが,ギタリストと話をするのは楽しいものである.

でも,リッチーは結構よそよそしい.

昼休みでも仕事の打ち合わせしているくらい,忙しい人なので,まー,仕方がないが,お茶飲むところへ移動して話をすることも多い.つまり,居室で仕事の人がいるところで,音楽の話とかはあまりしないのだ.「仕事と趣味はわけていたい」ということも言っていたけど,休み時間なのに,なんで???と思っていた.

ちょっと前に,リッチーは

自分がクラシックギターをやっているって,なかなか人に言えない

と漏らしたことがあった.

実は,これは

自分がジェフベックを好きって,なかなか人に言えない」私と共通の気持ちだった.ジェフベックって,世界最高峰のギタリストのはずなのに,なぜかマイナーで,知っている人もそんなにいないし,そもそも,「30歳すぎて,ロックが好きなおばさんとは何?」という感じに見られるのである.「それでも母親か?」という意見もあるだろう.「もうそろそろ卒業したら」という意見もあるだろう.ロックを好きな人でも,「ジェフベック」というと,「誰それ?」という意見の人もいるし,ひいてしまう人も多いと思う.

リッチーの隠れクラシックギターな理由は,まー,いろいろあるのだが,そんな私なので,種類は違うけれども,その気持ちは,よくわかっているつもりだった.

しかし,もっと,思い知らされる決定的な場面に,ある日,私は直面してしまった.

その日,ブラックモアズナイトが雑誌で特集されていたので,リッチーのところへ持っていったら,別の用事でその辺をうろうろしていたであろう,会社の同僚Sさんが私たちのところへやってきた.Sさんは「なにこれ?もしかして,ロック?」「こんなん,きいているの?」「もしかして,ギターとか,ひいているの?」「私,○○さんがバンドやっていて,それに行ったことがあるよ.(さも,めずらしいことのように仰っていました)」などと言っていました.

これは,先の「えっ,キリスト教なのぉ〜?」と同じ次元の話だと思った.

彼女たちにとっては,「日本人は仏教で,普段は無宗教で,ロックなんかは中学か高校のときに卒業している,もしくは全然知らない,会社にきっちりつとめていて,家庭を守るのが一番で,30歳をすぎたら年相応に落ち着く,趣味はスポーツを少々,云々・・・」がフツーなのです.フツーとはずれていると,めずらしいわけですね.フツーでない人を批判しているつもりはさらさらないのですが,つまり,これが原因で私もジェフベックを好きだということをずっと隠していなくてはならないわけです.

また,逆に,

土曜日のお葬式で,自分が信じていたものにのっとって式が行われ,仲間に送られるのはいいことだなあと思った.これは別に宗教でなくてもいいのだと気がついた.血縁や家制度で,普段,全くあわない親戚や,仕事での繋がりで,形式的に送られるのではなく,自分と同じものを信じた,同じものが好きだった仲間に送られるのはどんなに幸せなことでしょう.

最期の時は予測がつかないものだけど,生きている間だけでも,同じ気持ちを共有できる仲間,友達を大事にしようと思った.私は無宗教なので,神様を思うと安心するということはないが,友達や,愛する人と一緒にいると,とても幸せです.

リッチーがあんなに良いギターを弾くのに,こそこそしていないといけないのは,理不尽だ.せめて,ギターで楽しい時間がうんと増えて,楽しい人生になったらいいなと思った.

もちろん,私もだ.

好きなことをして幸せに生きたい.

 

 

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