2001年8月の日記

8月4日 夏休みもおわりかける

8月11日 エアコン

8月12日 RED SHADOW 赤影参上!

8月19日 歌がうまく歌えないのか?

8月26日 歌えないままスタジオへ

 


8月4日 夏休みも終わりかける

うちの職場の夏休みは毎年、7月終わりから8月はじめの1週間で、今年も、例年通り、夏休みを通過した。この暑い時期に、また、会社かー。と思うと気が重いが、とりあえず、行くしかない。今回の休みは、つくばの出張〜東京でのスタジオ入りというビッグイベントが最初にあったので、後の休みは、なんというか、単なるオマケという感じ。とにかく「休み」なのだから、体を休めることが大事よね。

といいつつ、尼崎に帰ると、いつものとおり、家政婦状態なのだが。マヨネーズくらい自分でとれよ、家族。毎日よー食べるな。買い物どんだけ重たいか。ギターより重たいのではないか?自転車の前と後ろの荷台にのせて、両側の手持つとこにひっかけて、ふらふらになりながら、向かってくる自動車にメンチきりつつ、とにかく家に食料を運ぶ。まー、文句を言っても仕方ないか。とにかく、こなすことが大事だ。

しかし、

「今日はお昼は適当にするので、いいですよ」

といいつつ、私がお昼ご飯を作るのを待つなよ。適当にするって言われていて用意してなかったから、「カレーでいいですか?」ってきいて、「いいですよ」というので、たべさせたら、「足りない」ゆうて、ポテトチップとか食べ出すので、おにぎりつくってあげたら、食べ過ぎでおなか壊して、結局

私がわるいのかー!

 

まだ、鼻も治らない。春先の杉花粉による鼻炎患者がいなくなり、次のイネ科系の鼻炎患者も去り、取り残されている私。昨日、耳鼻科へいったら、いつもだったら、2時間とか3時間待ちなのに、待っている患者は3人だけだった。耳鼻科は季節労働か?

「まだ、なおらんかー。しつこいなあ。」

とにこにこ顔でお医者さんにいわれた。(いつも穏やかでとってもいいお医者さんなの。)

「もう、うちとこ、今こんな鼻炎できてるの、2,3人くらいのもんやでー」

って仲間が2,3人おったか?がんばろうな!そのあとの2,3人。

 

あー、でも、もっとおもいっきり寝たいよ。4,5日続けて、ずっと寝間着で過ごしたい。誰にも気をつかわず、ごはんもつくらず、お皿も洗わず、洗濯もせず、掃除もせず、買い物もせず、ねたーい!1日20時間くらい、4,5日続けて寝たい。

と思っているうちに夏休みがおわりました。せめて、つらい日常を忘れるために、楽しいことでも考えるか。

  


8月11日 エアコン

夏休みが終わった!とおもったら、すぐ盆休み。ありがたいことです。

エアコンが露飛びしていたので、今日、部品を交換してもらった。某社サービスさんだったが、えらい丁寧だった。

よくよく考えると、私は、入社したときから、なぜか、外回りの人と一緒に外で仕事する機会が多い。現場っていうのは、(1)お客さんが監視している(2)暑くて寒い(3)時間が限られている(4)肉体労働(5)そのほか過酷な条件が多い(5)現場のにいちゃんやおっちゃんはちょっとでも早く終わりたいという条件が一致している。

どの製品でも大体この条件は一致している。監督の人は、この条件をよく考えて、部下を使っている。よく考えてはいるが、怒りとばしていることも多い。部下も部下でなんも考えずやっているところもある。「監督、おこりっぽいなあ」なんて考えているだけだろう。

で、この某社サービスさん、仕事がバカ丁寧でそれはよかったが、タダの仕事なのに、部品交換だけで2,3時間かかった。タダの仕事にこんなにマンパワーかけて大丈夫なのか、この会社。

で、現場のおっちゃんによくあることなのだが、(特に夏場)

いや、私も現場でかなり経験していることなんですけどね。。。

おっちゃんたちは、ものすごーーーく、汗くさかった。それも、単に汗くさいのではなくて、

なんか食べたな

という臭さだった。特に監督のおっちゃんの方。部下はふとっちょで汗かきだったが、その汗くささは単なる汗くささで終わっていた。おっちゃんは絶対汗腺から、有機物がでていた。

側にいた私は、

「何でもええから早く工事を終わってください。」

という気持ちでいっぱいだった。

そう。その気持ちは、麻酔があまり効いていない状態で、胃カメラを飲まされ、医者に

「ほら、きれいですねー。じゃあ、ここも写真とっときましょうか。ぱちり。じゃあ、もうちょっと奥まで見てみましょうか。」

とちんたらちんたら胃カメラをぐりぐり回され、「とっとと撮影おわってくれ」と、心で叫んでしまうのと、同じものがあった。

一応、サービスの内容を見ていたのだが、あまりに臭いので、1時間くらいして、私はあきらめて、とっとと、他の部屋で待っていた。やっと工事が終わって、自分の部屋にもどったら、臭かった。あまりにも臭いので、エアコンのフィルターが臭くなると思い、彼らが帰ると、即エアコンをきって、窓を全開して、換気扇をかけた。

が、彼らが帰って4時間たった今もまだ臭い。どうも空気がくさかったのではなく、彼らが汗をいろいろなところに落としていったらしい。といっても、気がつくところといえば、床くらいである。床をぞうきんがけしたが、まだくさい。カーテンか?

露飛びなくなったが、部屋が臭くなってしまった。フィルターが心配なので、エアコンをつけられない。

その臭いサービスのおっちゃんが、「露飛びの原因はエアコンじゃなくて、新築の家から出る物質(気体)なんです。」とかいいわけしておったが、その新築の家にさらに臭い物質をサービスのおっちゃんが埋め込んでいったようが気がする。


8月12日 RED SHADOW 赤影参上!

ぽけもんやら、マンガやら、ウルトラマンやら、しょーもない映画ばっかり見たがる息子に交渉し、本日赤影を見てきました。

かっこよかったー!やっぱり、ヒーローは優しくてかっこよくなくちゃいかんよな。赤影の同僚の青影もかっこよかった。ヒロイン飛鳥もめっちゃ美人だった。アクションも良かったし、赤影をめぐる女性関係も良かった。言うことなしだ。みなさん、是非見に行ってください。

監督のことはよく知らなかったのだが、MTVがらみの人だったらしくて、映画の最初に、まず、音楽のテロップが出て、「あれ?赤影じゃないの??」と思いながら映画が始まった。で、すごくMTVっぽい、おしゃれで、音の迫力のある映画だった。ヘビメタのギターと忍者ってあうな。

最初になぜか布袋寅泰がでてきたが、後のストーリーとは、全く関係のない、布石でもなんでもないシーンだった。どうも監督の前作品とのつながりらしい。

あと、藤井フミヤとかも結構いい味だしていた。彼は器用な人だなあ。昔、スティングが初めて映画に出たとき、やっぱり、やんちゃな悪役だったが、そんなことを思い出した。

陣内孝則とか、根津甚八とか、脇役がベテランで非常に安定したキャストだった。

白影役は、なぜか、竹中直人で、映画を見ているときは、その必然性がわからなかった。が、パンフレットを見てみると、なんと、この監督、どんぶり5656のディレクターだったらしい。どんぶり5656、毎週楽しみに見てました。すぐ打ち切りになったけど。当時、この手の深夜番組勢いありましたよね。美人数珠繋ぎとか。

笑いあり、アクションあり、恋愛あり、でも、とっても前向きな明るい映画でした。邦画の未来も明るいか?


8月19日 歌がうまく歌えないのか?

25日にスタジオ予約し、練習曲も決定した。コードもとったし、歌詞も書いたし、あとは練習あるのみ。

ところが、新曲が2曲ということで、なかなか進まない。CDの歌にあわせて、4,5回通して、歌う。毎回、同じところでつまづく。同じところでふらつく。うーん、進まないなあ。もう一つの方やるか。で、同じようにCDの歌にあわせて4,5回歌う。やはり、同じところが弱い。なんだか、全然進まない。歌詞も全然覚えられない。なぜか、1行たりとも、覚えられない。前回の課題をやってみる。全部覚えている。前回はどうやって覚えたのか?

練習を重ねて、すっかり、歌詞を覚えてしまうころには、ふらつきやつまずきも無くなるか?

現在のできない状況から早く逃避したい。

 

他の二人はどうしてるかな?

パソコンでメールチェックするけど、何も入っていない。順調なのか。

 

夕食が済んで、お皿を洗っていると、洗剤の泡が消えていく排水溝の中から、

「ぷにゅっ」

という、子猫の鳴き声のようなものが聞こえた。何??

 

寝室へ戻り、もう一度メールチェックする。でも、何も入っていない。そのとき、CDプレーヤーの方から。

「ぷにゅっ」

と、また同じ音が。CDプレーヤーの方を振り返ると、高さ25cm位の生き物(のようなもの?)がこちらを見据えている。げっ、何?

「歌がうまく歌えないのか?」

と、聞いてくる。声がしないのに、聞いてくる。何者??

にーーーーっと笑ったとおもったが、瞬きしたら、すでに存在していなかった。

 


8月26日 歌えないままスタジオへ

昨日、また、スタジオへ入りました。Kagaさんが、ものすごくがんばって日曜日1日つぶして自分でスコアを作って、やってきました。私も少しでも協力しようとおもって、新曲2曲のコード表をつくったのですが、スタジオであわせてもらうと、ところどころ、間違っている!!

そんなことよりなにより、歌えないままスタジオに入ってしまい、棒読み状態になってしまいました。スタジオでも、かなり反省したのですが、反省用に録音したMDを自宅できいて、

「もうやめようか」

と落ち込んでしまうくらい、酷かったです。いいわけすると、鼻炎がよくならなくて、ものすごく歌いにくい。(歌いながら、息が吸えない)さらに、鼻炎でのどをやられているので、音域がせまくなっている。さらにさらに、

「keikoさん、声が男みたいになってる」

といわれるくらい、声が変わってしまいました。(要は鼻声)

でも、そんなことゆうても仕方ないです。鼻炎は治す!ということで、とにかく、課題曲はこれから、次のスタジオ入りまでの1ヶ月間、毎日歌って、練習することを決意しました。自分で決意するだけでは、「今日は時間がないし、ええか」とおもうかもしれないので、とりあえず、他の二人に「毎日練習する」と宣言し、さらに、ここインターネットでも宣言しておきます。

あと、今日は、今まで飲んでいたのと違う種類の漢方薬を買ってきました。

なんとしてでも治すぞ。

ただ、鼻炎の期間が長すぎるので、これは、どうも体質が変化しているのではないかと薬剤師に言われました。長期戦になるかもしれないけど、あきらめないぞ。

 

以下、関係ない話。

テレビで「何か楽器をやりたい」といって、吹奏楽部に入部し、トランペットをやってみたが、むいてなくてホルンになった子の取材があった。「何かやってみたい」っていう考え方は、「彼氏がほしい」「結婚したい」というのに似ている。

私は「音楽が好き、ギターが好き」で、「歌いたい、ギターひきたい、バンドやりたい」で、「好きな人とずっといっしょに居たい」で、「結婚してずっとそばにいたい」なのです。

私は基本的には内向的なんだとおもう。「何でもいいから、とりあえず、やってみたい、やってみよう」とか、「楽しそうだから参加してみよう」と思ったことがない。目的があって、参加するということ以外は、なるべく、何もしたくない。時間がもったいないと思う。

外向的な人は、なんでもとりあえず、チャレンジしてみようって思うんだろうな。とか、他人がやってみるのをみて「楽しそうだな、私もやってみたいな」と思うんだろうな。

私は自分自身が楽しいと思うこと以外、やってみようとか、思ったことがない。

だから、申し訳ないけど、私は人を誘うけど、誘われたりしたことがあまりない。たぶん、周りも私のそういう性格がわかっているんだろうな。


 

 

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